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「略式軍服」という日本語は存在する
https://anond.hatelabo.jp/20230529130123
2023-05-29 21:58:13
>この記事の主旨は「ウクライナのゼレンスキー大統領のパーカーは略式軍服である」ということではない。あくまで「略式軍服という日本語はなかった」「一年ほど前から急に現れた言葉だ」という誤認を訂正したいだけである。
>そもそもの話題元はこちら。ゼレンスキーは「略式軍服」を着たのか?|ヒト◆
・正直このエントリーの内容は苦しいな。小説は辞書でも定義書でもないから造語的な用法は良く見られるため「誰でも思いつきそうな言葉」ならまぁ探せば使用例は出る場合がある。それをもってして「その様な日本語表現がある」とするのは論拠にかけるというか、全く定着していない自然発生的な思いつき語も「存在する」って結論になってしまうので筋が非常に悪い。・例えば「ゲルマニウム生物」みたいな語は存在しないと言って差し支えないはずだけど、使用例を探せばまぁ出てきてもおかしくない。使用例がある事だけでは「その語が存在する」の論拠にはなり得ないという事。言語的に存在するというのは一定の普及度が必要であり、そうでなければ個人の造語で無限にあらゆる語が存在しうる事になってしまう。・少なくとも最近になって急に使われ始めた「略式軍服」が過去の使用例を踏まえた物と考えにくいのは明らかで、にも関わらずすぐ受け入れられたのは「文字を見れば意味が容易に推定できるから」と考えられる。その性質は「非常に簡単に、かつ自然に造語され得る」を意味するため、自然発生しやすい語が偶発的かつ散発的に使用されてきたケースが多い可能性がある。・まあ昔から使われていた言葉というのはわかった。言われて想像できる物だし、無理がない・こういう勢いで反論された中に、もしも嘘が紛れたたりすると、もうわけわかんねぇよね。・#3 一般的に使われる言葉が無いから最初のに合わせたんだろ。「礼服」や「制服」同様のバリエーションだろう。もともと英語の翻訳な訳で、より妥当な表現があるとか言うならともかく。#1「存在しない」との主張の方に無理がある。・「XXが存在する」と言った時に「「XX」と言う言葉」の存在と「XXの示すもの」の存在のどちらを想像するかかな。シニフィアンとシニフィエの話だろう。この場合の話題とするのはゼレンスキーが着ていた服の属性であって、日本語表記の問題ではない。・スパイのボイコット戦術の何番目の奴でしたっけ?本質とは関係ない瑕疵のようなものに厳密さを求めて議論を空転させる奴・#8 http://undiscovery-jp.blogspot.com/2010/06/blog-post_03.htmlサボタージュマニュアルにも同様の記述があるね・一生懸命ググりました、ということは伝わったよ。・#10 実際の書籍の中を検索できる「国立国会図書館デジタルコレクション」はググったとは別だよね・言語において「存在する」というのは曖昧な概念ではあるが、例えば誤用であっても定着すれば「正しい用法」になっていくと言われているでしょう。それはつまり言語において「用法がある」とは「定着の度合いが高い」を意味すわけで、単にその語が用いられているだけではダメで「ある程度の共通理解がある用法が定着している」をもってして初めて「存在する」と言える・共通理解といっても「文化的に理解が存在する場合」と「言語理解的に自然発生する場合」とあり、例えば「砂糖酢」という言葉は恐らくないが見れば「砂糖を入れた酢だろう」と分かる。単純合成語なので探せば「砂糖酢」の使用事例を見つける事はできるはず。しかし「よって砂糖酢という言葉は古くから存在する」というのは無理がある。略式軍服はこのケースに見える。・ネットの網羅検索ではこうした単純合成語の類が「何かしら出てきてしまう」という問題があるため「検索したら使われてた、よって初出はこんなに古い」みたいな間違った方針の研究が跋扈する事になる。・まぁそんなの誰でも把握してる常識だけどね・#14 元ネタの「ゼレンスキーは「略式軍服」を着たのか?」のほうは更に雑だったよ