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脳オルガノイドは「人」と見なせるか 若手の生命倫理学者と法学者が別々の観点から考察
https://scienceportal.jst.go.jp/explore/reports/20240202_e01/
2024-02-12 10:05:41
>「仮に脳オルガノイドが意識を持っていたとしたら、それは倫理的・法的配慮の根拠になるのか」「高度な認知機能があればヒトと見なしてもよいのでは」「ChatGPTのようなAIの議論も脳オルガノイドの議論と関係するのか」など、様々な問いが既に挙がっている。
>民法は第3条1項で「私権の享有は、出生に始まる」と定める。この文章をそのまま解釈すると、脳オルガノイドは「産まれて」ないから生きていくのに必要な様々な権利がないことになる。だが、母体胎児外科手術といわれる「子宮を切開して胎児に手術をしてから体内に戻す」といった高度な医療では、子宮を開いた時点で体外に出てきているのに、分娩後ではないから出生とは見なされない。高度医療のもとでは、子の権利の扱いに困る。科学技術の進歩に伴い、出生やヒトの定義を再考すべきでは、と澤井准教授は投げかけた。