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「飛び移った」遺伝子で進化 ヒトの目もハリガネムシも
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC183XG0Y3A111C2000000/
2023-11-26 02:19:30
>脊椎動物の目が光を感知する仕組みは、網膜の視細胞でレチノイドという物質が光を吸収し、構造が変化する反応から始まる。レチノイドは網膜の別の細胞まで運ばれて元の構造に戻り、また視細胞で再利用される。ドアティ准教授らはレチノイドの運搬に関わる「IRBP」という遺伝子の起源に注目した。900種以上の細菌や脊椎動物のDNAを詳細に分析すると、脊椎動物の共通祖先が誕生した5億年以上前に、IRBPの遺伝子が細菌から飛び移っていたことが分かった。IRBPは細菌ではたんぱく質を分解する酵素だった。だが、脊椎動物では遺伝子の構造が変化して酵素の機能を失いレチノイドを運搬する「シャトルバス」という新たな機能を実現した。
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