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熱を運ぶ“粒子”、同位体の純度向上で効果高まる 東大など黒鉛で発見
https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20230518_n01/
2023-05-20 09:20:48
>固体では原子が規則正しく並んで結合しており、その振動が隣の原子へと移っていくことで熱が伝わる。この時の振動は、擬似的に粒子「フォノン」として捉えられる。フォノンは半導体などの熱伝導を考え、説明する上で重要な考え方だ。その伝わり方を実験と理論で詳しく調べ、グラファイト(黒鉛)で、中性子数が同じ同位体の純度を高めると熱がよく伝わることを発見し、これを支える現象の判断基準を明らかにした、と東京大学などの研究グループが発表した。物理現象の理解が進むと同時に、将来的には電子機器の排熱の技術に役立つ可能性もあるという。
>将来的にはスマートフォンやパソコン、LED、高電圧や大電流を扱うパワー半導体など、発熱の大きな電子機器に応用できる可能性もあるという。